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DVを受けている場合

夫婦間のDV(ドメスティック・バイオレンス)の種類と現状

DV(ドメスティック・バイオレンス)とは、家庭内における夫婦間の暴力行為全般のことで、身体的DV、精神的DV、経済的DV、性的DV、社会的DV、子供を利用したDV等があります。

DVは、民法770条1項に直接明記された離婚原因ではありませんが、その中の「婚姻を継続しがたい重大な事由」に該当するとして、離婚原因の一つとなっております。妻からの離婚調停申し立ての動機の中で、「配偶者の暴力」は、「性格が合わない」に次いで2番目に多く、同動機の4番目に多い「精神的に虐待する」を加えると、最多となっております。

【DVの種類】

身体的DV 殴る、蹴る、つねる、殴るふりをする、引きずり回す、物を投げつける、首を絞める、刃物を突きつける、やけどをさせる等、身体への暴力
精神的DV 言葉で侮辱する、無視する、人格を否定するような発言をする、相手を見下す、発言権を与えない、相手を大声でどなる、恫喝する、大切にしている物を壊したり捨てたりする等、故意に精神的苦痛を与える行為
経済的DV 生活費を渡さない、家のお金を勝手に持ち出す、働くのを禁止する、相手の収入を取り上げる、無計画にお金を使う、支出を細かく監視する等の行為
性的DV 暴力や脅しによる性交渉の強要、中絶の強要、避妊に協力しない、見たくないのにポルノビデオや雑誌等を見せる等の行為
社会的DV 行動を制約・制限する、交友関係や電話を細かく監視する、友人と会わせない等、社会から隔離しようとする行為
子供を利用したDV 子供に相手の悪口を言う、子供を脅す等、子供を使って相手に苦痛を与える行為

被害者の心理と加害者の心理

暴力をふるう夫には共通点があります。それは、暴力をふるった後は別人のようにやさしくなって、「お前を愛しているからやった」「お前のためを思ってやった」などと言い訳をしながら謝ったりすることです。

一方、被害者である妻の方も、「怖いのは一時だけ」「本当は優しい人で私を愛してくれている」「暴力を振るわれるのは自分が悪いから」などと、被害者意識が希薄または暴力の後にやさしくされるとそれを愛情だと勘違いしてしまう場合があります。

DV問題の難しい点は、このように、被害者に被害者である認識が薄い点にあります。このため、まずは被害者自身が「DVは不法行為であり、理由はどうあれ、絶対に許されるものではない」という正常な感覚を取り戻すことが問題解決の第一歩となるでしょう。


DVが原因で離婚する場合は、調停の申し立てを

DVが原因で離婚する場合は、相手に離婚を告げるとさらなる暴力を受ける危険があります。DVが原因で離婚する場合は、まずは別居して身の安全を図り、直接会わずに済むように、調停を申し立てる方が良いでしょう。別居中も身の危険を感じるなら、DV防止法による保護命令を出してもらうこともできます。

DVの証拠集め

暴力等のDVに関しては証拠を残すことが大切です。下記等のような方法により証拠集めをします。その上で、警察やDVの相談窓口に相談しましょう。

DVによる離婚は、夫婦間のみでは話し合いが困難なため、調停を利用することが多いと考えられますが、証拠がなければ調停委員等を納得させることはなかなか困難な部分もありますので、考えつく限りの証拠を集めてみましょう。

  • 医師の診断書をとる

    怪我をしたら、程度に関わらず医師の診断を受け、診断書を書いてもらいましょう。「暴力を受けていることを他人に知られたくない」等の理由により、DVで怪我をしても医師の診察を受けない人もいらっしゃいますが、そんなことを言っている場合ではありません。たとえ小さなかすり傷や軽い打撲程度であっても、必ず医師の診察を受けるようにしましょう。診断書は有力な証拠となります。

    また、モラルハラスメント等の精神的DVの場合、体にあざができる等の身体的DVよりも他人に分かりにくく、また、自分の中でも、自分が思う以上に心が傷ついていることもありますので、この場合も、心療内科等を受診し、同様に診断書をもらっておくようにします。

  • 写真を撮っておく

    身体的DVによってできた体の傷やあざを写真に撮っておきます。日付も入る設定にしておきます。また、体にできた傷等のほか、暴れてめちゃくちゃになった部屋の様子や穴の開いた壁、割れた食器類や引き裂かれた衣類等、DVに関係するものは、ありとあらゆるものを撮影しておきます。壊された現物も、日付のメモをつけて保管しておきます。

  • DVの詳細を日記に付ける

    ノートなどに、日時とDVの詳細な内容等をすべて記録しておきます。物理的な被害だけではなく、そのとき、どんな怖い思いをしたかという心理的な被害や、そのときの周囲の様子(「子供が泣き叫んでいた」「隣人が物音を聞いて心配して電話をかけてきた」等)もあわせて記録しておくようにしましょう。

  • 録音する

    ICレコーダー等で暴力の様子や、嫌味・暴言等のモラルハラスメントに当たる会話を録音しておきます。

DV等の証拠を集めるにはある程度の時間が必要です。つらいとは思いますが、一定期間我慢するのを決めて、証拠集めに励んでみてください。

しかし、身の危険を感じたときは話は別です。その際は、まずはまっさきに逃げてください。証拠集め、財産確保は二の次です。警察に助けを求めるか、配偶者暴力相談支援センターに行けば一時保護も行ってくれますので、あらかじめ住所や電話番号等の連絡先を調べておくようにしましょう。

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